こんにちは。
四門です。
今回は、情報処理系の新しい国家資格、情報処理安全確保支援士について書きます。
情報処理安全確保支援士とは?
情報処理安全確保支援士とは、2016年10月21日に新たに創設された新しい国家資格です。
経済産業省と情報処理推進機構(以下IPA)によって同年10月24日に詳細が発表されました。
サイバーセキュリティ分野についての新しい資格で、有資格者はサイバーセキュリティに関する相談に応じ、必要な情報の提供及び助言をするとともに、必要に応じその取組の実施の状況についての調査、分析及び評価を行い、その結果に基づき指導及び助言を行うことその他事業者その他の電子計算機を利用する者のサイバーセキュリティの確保を支援することを業とすると規定されているようです。
基本情報処理技術者はランク2の資格ですが、情報処理安全確保支援士はその2つ上のランク4という位置づけの資格です。
サイバーセキュリティの人材は不足している?
Intel Securityと戦略国際問題研究所が発表した、サイバーセキュリティの世界的な人材不足に関する調査の資料があります。
この資料によれば、
- サイバーセキュリティ人材が不足していると答えた回答 …82%
- 人材の不足が直接的かつ大きな損害を出していると答えた回答 … 71%
とあり、
サイバーセキュリティスキルの開発に、政府が十分な投資をしていないと答えた人は4人に3人もいたそうです。
また、国内のサイバーセキュリティ人材が不足していると答えた回答者の割合は参加8カ国中3番手。
この結果から見てもその人材不足感は否めませんね。
日本政府がサイバーセキュリティへの意識改革を?
たまーに大手企業さんから大量の情報漏えいが!みたいな報道がありますが、
これだけ今まで漏れてきて、逆に一切情報が漏れていない人なんているんでしょうか(笑)
大きい企業のほうが狙われるし、それだけ社員がいれば意識が低いとどこからか漏れる心配もありますねぇ。
日本政府は2020年に開催される東京オリンピックを見越して、サイバーセキュリティへの意識改革を行っているそうです。
詳しくはこちら
日本政府が先導する、東京五輪へのサイバーセキュリティ意識改革
引用元:ZDnet JAPAN
この記事の通り、日本政府もサイバーセキュリティについては本腰を入れてきているようですね。
となれば、情報処理安全確保支援士の活躍する場も今後増えていくんでしょうか?
今後の課題は
ここまでいろいろと説明してきましたが、情報処理安全確保支援士の資格が日の目を見るにはまだまだ課題があります。
まず、
・資格維持に、 年1回のオンライン講習と 3年に1回の集合講習受講の義務。 ・講習受講料は3年間合計で 約15万円となる
だ、そうです。たけーよ!!
医者や弁護士みたいな独占業務がつかないなら、個人で維持するのは意味がないと思います。
逆に言えば今後は、情報処理安全確保支援士を持っていないと官公庁の仕事ができないですよ~みたいな制限なんかもでてくるんでしょうか?
宅建なんかは○○中に1人は置かなければならないとありますので、今後このような展開もあれば面白いとは思います。
期待できるという面では将来性もあるかも知れませんが、いかんせんまだ取得した人がいませんのでこの資格は様子見ということになろうかと思います。
今後いろいろと状況も変わってくると思いますので、わかり次第いろいろと更新していきたいと思います。
最後に
基本情報処理技術者試験に合格した後に、上位ランクの資格を目指すのは仕事をする上でとても良いことだと思います。
情報処理系の資格は上位になると分野が分かれていますので、まずは基本情報を取得し、
上位の資格を目指して勉強し続ける癖をつけましょう。
自分も時間を見つけて上位資格の取得を目指します!!
それでは、
わーわー言うとります。
お時間です。
さようなら。
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